麦粒腫とは
麦粒腫とは、眼瞼縁(がんけんえん)の皮脂腺やマイボーム腺にバイ菌(ブドウ球菌)が感染し、急性化膿性炎症が起きたものです。
症状としては、まぶたが腫れ、痛みやかゆみを伴い、目がゴロゴロします。
「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」というと聞き慣れませんが、「ものもらい」、関西では「めばちこ」「めぼ」と呼ばれるもののことです。
麦粒腫になったら
点眼も大事ですが、おススメしたいのがお灸。
ご自宅で手軽にでき、副作用もありません。よく効く上に予防効果もあるので、おすすめです。(※糖尿病の方は、直接灸はお控えください。)
【沢田流二間穴】
手を軽く握った時、人差し指の上から2つ目の関節にできるしわの端がツボです。
ここに、米粒の半分くらいの大きさのお灸を熱さがしみとおるまですえていきます。直接お灸をすえるのに慣れていない方は、市販のせんねん灸やカマヤミニなどのお灸で試してみてください(ドラッグストアや薬局で売っています)。
①手を軽く握った時、人差し指の上から2つ目の関節にできるしわの端に | ②米粒の半分くらいの大きさのもぐさを置いて |
③お灸をすえる | ④せんねん灸やカマヤミニでもOK |
当院では、この他に顔面部や背部などにあるツボを刺激する鍼治療を行います。
麦粒腫の予防
食生活を見直す
麦粒腫ができやすい人は、動物性たんぱく質をたくさん摂って、野菜や海藻類が不足しがちです。バランスの良い食事をするように心がけましょう。
ストレスをためない
免疫力が低下すると感染しやすいので、ストレスを減らし、十分な睡眠をとることも大事です。
清潔にする
汚い手で目を触らないなど、目のまわりを清潔にしておくことが予防につながります。